2017年12月7日
「地域に暮らす高齢者や障がいを持つ方に目を配り、ちょっとした声掛けや手伝いをする勇気を持って接してほしい」「中学生も地域の福祉活動を担う一員として、これからの福祉について考えてほしい」
これらを目的に、本会ほか西区内にある17か所の高齢者施設職員の皆さま方にご協力いただき、「車いす体験」や「アイマスク&白杖体験」「聴覚障がい体験」「高齢者疑似体験」など、生徒の皆さんがわかりやすく安全に体験学習ができるよう、指導及びサポートしていただきました。
また、認知症について学ぶ「ジュニア認知症サポーター養成講座」では、神戸市キャラバン・メイトの方に講師をしていただきました。
認知症の方への接し方を学ぶコーナーでは、認知症の方やその家族などの役を熱演する先生方の寸劇もあり、生徒の皆さんも興味深く参加されていました。
生徒の皆さんからは、「福祉は私たちの身近にあるものだと知った」
「普段自分ができていることができなくなると不安な気持ちになることがよくわかった」
「私たちが困っている人と関わることがその人たちにとっても大きな力になる。色々な人たちと関わり接していきたい」
「 ”周りの気になる人に目を配り、気に掛ける” これは、ちょっとした勇気さえあれば私たちにもできる」
「普段の生活で困っている人がいれば、迷うことなく話しかけて助けようと思う」などの感想が寄せられました。
また、「福祉の仕事もやりがいがあってよいと思った」
「福祉体験学習を終えて、福祉に関係する仕事をしたいと強く思った」
など、自分たちの将来に照らし合わせた感想も聞くことができました。
「誰もが安心して暮らしていける地域にするため、自分たちができることは何だろう…」
生徒の皆さんにとって、今回の福祉体験学習が、地域の福祉に関心を持ち、目を向けたり考えたりするきっかけになればうれしく思います。
他にも本会職員及び西区内高齢者施設職員による全体講座や、近隣の高齢者施設の利用者をお招きし合唱を楽しんでいただく「合唱交流会」も実施しました。
本会では、福祉体験学習に係る相談や用具の貸出等を行っています。お気軽にお問合せください。